ES-335TDW
タイトルが暗号ですね。
これでわかる方はギター大好き変態さんです。8月19日我が家にセミアコがやってきました。なかなかストーリーがあるギターです。このブログでしっかり残していきたいと思っておりますので、覗いていってください。
実はこのセミアコ、とある方の物です。その方のご職業は厳しい修行をされ、長い年月をかけてやっと人前でお仕事をされるという特殊な方でした。
熱心で聡明な、そしてユーモアな方でした。私は幼い頃からその方にお世話になっていて、私だけでなくたくさんの方がその方を頼りにされていたと言っても過言ではありませんでした。
“いい奴はみんな死んだよ”
紅の豚でマルコが言うように、まだ人生を語るほど生きてきていませんがそう思うことがよくあります。
このセミアコの持主は若くして病魔に冒され、残された短い人生を病院から自宅に戻り、過ごされました。
最後に私が電話でお話ししたのが、亡くなられるひと月程前でした。
息を切らしながらも健常をふるまい、話を聞いていただきました。
はやく電話を切るべきでしたが、やはり心配になり、何度も聞いてしまいました。“大丈夫ですか?”“なにか不便はないですか?”
10分ほどの会話でしたが、あれが最後だったと思うと、なるべく声が聞けてよかったと思う反面、無理させてしまったなぁと反省しました。
…続く
ストラトキャスター
ストラトキャスターといえばフェンダー。フェンダーといえばストラトキャスター。タバコはバニラのようなキャスターマイルド(吸わないけど)
実はずっとストラトキャスター食わず嫌いでした。中学時代からギターを始めたわけですが、当然憧れのレスポールなんて買えないわけです。また、“どうせギター買うんならギブソンのレスポールだろ”っていうロックなボーイズでした。
なので最初のエレキギターは友達から借りたスクワイアのストラトキャスターでした。
当時アコースティックギターしか持っておらず、長い長い下り坂の曲ばかり弾いてました。中学1年でした。いやー、懐かしい。
小さな入門アンプと、ボスディストーション。あまり記憶にないのですが、家で弾いていて隣のおばちゃんからよく苦情がきてたそうですw
そんなこんなで、初めてのエレキはストラトキャスター。正直、なんて弾きにくいんだ‥というのが第一印象でした。
当時は今のようにスマホもなければギターの知識を得る情報なんてその道の人から聞く以外ありませんでしたから、弾きにくいギター=ストラトキャスターっていうのが僕の中で確立してしまったわけです。
それから数十年後‥
モモセストラトキャスターバーガンディミスト
ひょんなことから中古購入することになり、格安でゲットしました。実は昔コレと同じものを弾いたことがありまして、当時もまだストラトキャスター食わず嫌いがあったんですが、このモモセさんのストラトキャスターがびっくりするほど弾きやすく、“次もしストラトキャスターを買う機会があればこれだな”って思ってたんです。まさかここで再会することになるとは、、、
コンセプトは“レスポールのようにスーツに似合うギターはバーガンディでしょ!”でしたw
根っからのレスポール党の僕としてはネックが問題でした。なんせ57ゴールドトップも58バーストも丸太ですからね。こんなこと言ってますが、このストラトキャスターを弾くまで丸太とか思ってなかったんですが、ストラトキャスターがあまりに薄いネック(60年スタイル)なので持ち替えて弾いたときに、ゲッまじで丸太じゃん!ってなりましたw
とにかく、すごくスマートなギターでとっつきやすく、全くクセのない良いギターです。今後はレスポール党によるクセ強ギターにするべく、ピックアップやコンデンサー交換を目論んでおります、、、
次回、335襲来?!!!?
58レスポールのすヽめ
さんざんゴールドトップレスポールのオススメしておいてもう58年モデルレスポールとは、、
いやいや、ゴールドトップも良いですが、バーストも良いですよ。私は特に杢目の細かく揺らぎのあるバーストが大好物です。
プレイヤーを食べてしまいそうな雰囲気。これこそがレスポールらしさではないでしょうか?
最近ではめっきり見なくなりましたが、フェンダーギターのネックにフィルム状にした虎杢を貼り付けて“ラミネートプライムメイプルネック”なんて感じで販売されてましたが、、
やはり美しい杢目の原点といえばギブソンではないでしょうか。
販売当時はこういった虎目のついたメイプルは人気ではなかったという記事を見かけますが、それもホントかどうか疑問が多くあります。
昔も今も、良いものは必ず人を惹きつけます。
1957年レスポール
レスポールを語るうえで最も重要であるのが、1950年代のレスポールについてです。
私の持っているレスポールはヒストリックコレクションという当時の50年代レスポールを再現したモデルです。
なかでも、私が所有しているゴールドトップは1957年モデルの復刻というところでしょうか。
この57年というのは、ピックアップがハムバッキング(所謂PAF)を搭載し始めた年なんですね。57年以前までP-90というシングルコイルタイプだったんですが、ノイズに強く太く優しい倍音を持ったハムバッカーが主流となります。
このサビ具合、最高ですよね?笑
レスポールユーザーのマニアックポイントですよ。そして白すぎるくらいのピックアップリング。
今日は弦交換ということでピックアップさんも見えやすく撮れてます。
実はこのピックアップ、ギブソン純正ではございません笑
これはセイモアダンカンのセスラバーを載せております。なぜ?それはこのセスラバーピックアップのヌケの良さやクリーンの音が私の大好物だからです。言うなれば、新品のハムバッキングピックアップを何年も使い続けて少し出力が落ちたかな?っていうのを再現してます。しかも、安い。
ホントとのころは2016年からヒストリックコレクションに搭載されたE-buckerというピックアップが欲しいのですが‥
でもこれは良くできたピックアップです。メタル向きではないですが、少しハードなロックくらいはこなせます。載せるギターにもよりますが、ウェッティな感じがなく、まっすぐに伸びていくようなバランスです。乾いてます。
今日は弦交換ということで、ここまで散々うんちくを並べました笑
さて、弦の交換していきましょ。笑
ちょっと高いんですが、一番信頼できるギター弦です。弦やギターに良いのかわかりませんが、3ヶ月は余裕で使えると思ってます。笑
パリっとしていて明るめの音です。レスポールと相性が良さそうに感じますね。
弦を張る前に指板の掃除をしましょう!
これもおススメのフリーダムのレモンオイルです!
これはたっぷりオイリーでレモンレモンしててなんだか指板に良さそうです。実際これは10年以上も使ってますが、その甲斐もあってかギター指板は良い状態に保てております。
信頼と安心の弦と指板オイル。??プロのギタリストの方ですか??いえいえ、ラーメンとハイボールが好きなごく普通のサラリーマンです♪
テイルピースとスタッドです。2013年のヒストリックコレクションからスタッドが長くなります。こちらは2009年モデルなので短い(?)のですが、だからとなにか変わるのか?というと、正直素人のワタシにはわかりません笑
こちらも忘れてはいけません。大好きフリーダムさんの弦摩擦緩衝グリス。ナットやブリッジの弦摩擦を和らいでくれます。このお陰でチョーキングが楽にでき、弦を長持ちさせることができます!
ふう。やっと弦を張り終えましたよ。笑
頻繁に弦交換するわけではないので、みなさんも交換するときはメンテナンスも兼ねると、楽器も喜んでくれると思いますので、是非参考にしてみてください。
ゴールドトップレスポールのすゝめ
ギター購入の際に、特にレスポールで最初からゴールドトップを購入する人は少ないんじゃないでしょうか?
何故なら、店頭でゴールドトップがあまり見かけないからです。
そもそも、ゴールドトップってなに?っていう方が居られると思いますので、すこしうんちくをば、、、
ギブソンにエレクトリックやギターデザインについて企画、提案していたレスポールさんという方が、“と、と、友達がぁ、び、び、病気で床に伏せってしまってんでい。だから金ピカギターでお祝いしたら元気でそうだろ??みんな金ピカギターかっこいいだろ?ステイゴールド!!”
とか言ったとか言わないとか。
そんなこんなで、最初はギターをゴールドにすることを否定していたギブソンですが、結果としてその塗装工程などから浮かぶ緑青がゴールドトップの魅力の一つとなるんですねぇ、、
これもヒストリックコレクションなのに緑青が出てます。緑青とは、このゴールドにブラスパウダーを混ぜていて、こういった塗装クラックが発生した際に、中のブラス素材が酸素と反応して“錆びる”わけです。その反応した色がご覧のようになるのが、シブイのよ!!!!笑
ゴールドトップかっこいいですよね?
こちらのギターは2009年にウチに来たんです。ヒストリックコレクション2009年製で、アップデート後のものなので、ピックガードの留め具がマイナスネジだったりシルクスクリーンロゴやブランドロゴのマイナーチェンジ等が行われてます。
そして肝心のフィンガーボード!
全体も撮りたいんですが、真っ黒!!ほんのり赤茶が入ってて、ハカランダかな?と思わせます。ハカランダではないでしょうけど、良いローズだと思えます。目も詰まっていて、レモンオイルがなかなか浸透しません。
次回は弦交換の様子をアップしようと思います。